ログハウス,構造計算ルート

ログハウス・構造計算
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丸太組構法（ログハウス）の構造計算

　丸太組構法の構造計算の概要は、次の通りです。

ロフトタイプのログハウス（小屋裏・ロフト付タイプ）	建築確認申請に添付する標準的な書式より専門的な構造計算は、原則不要
構造計算が必要なログハウス①	・高さ１３Ｍ、軒９Ｍ以下・６～１０Ｍスパン以下・床面積５００㎡以下・壁に囲まれる面積６０㎡以下・総２階ログ、壁高６Ｍ以下・総２階ログ+在来・小規模混構造 ※専門的な構造計算が必要 ※審査機関（ピアチェック）無
構造計算が必要なログハウス②	・高さ１３Ｍ、軒９Ｍ以上・６～１０Ｍスパン以上・床面積５００㎡以上・壁に囲まれる面積６０㎡以上・総２階ログ、壁高６Ｍ以上・混構造３階 ※専門的な構造計算が必要 ※審査機関（ピアチェック）有 ※審査費・計算費共高額になります

　
　なお詳細につきましては、丸太組構法の構造計算ルートは、延床面積、高さ、階数、仕様規定への適合、　
　鉄骨併用構造における鉄骨部分の構造、その他によって異なります。

　ログハウスの構造計算ルートの全体概要を図示すると下記となります。

**＜ログハウス・構造計算ルート＞**
			スタート
			↓
			耐力壁高さ＞4m 1～2階耐力壁高さ＞6m その他特殊な構造方法	YES→	Ｆ．限界耐力計算
			↓NO
↓YES	←	←YES	地階を除く階数＝1 又は小屋裏利用2階建
延べ面積≦300㎡かつ高さ≦9.0m	NO→	↓	↓NO
↓YES		↓	混構造	YES→	→　　→　　→	↓
105㎝≦丸太材等の断面積≦1400㎝	NO→	↓	↓NO			1階RC造 2階丸太組 (3階小屋裏)	→YES
↓YES		↓	1、2階丸太組	YES→	丸太材等の断面積 ≧150㎝かつ上下の接する幅≧9㎝	↓NO	↓
耐力壁線間隔≦6m かつ囲まれる面積≦30㎡	NO→	↓	↓NO	←YES	丸太材等の断面積 ≧150㎝かつ上下の接する幅≧9㎝	↓	↓
↓YES		↓	↓		↓NO	1階S造 2階丸太組 (3階小屋裏) NO→Ｆ限界耐力計算へ	↓
外壁交差部の通しボルト省略	YES→	↓	↓		丸太材等の断面積≧120㎝上下の接する幅≧7㎝実験又は計算による確認	↓YES	↓
↓NO		↓	↓	←	↓	↓	↓
交点耐力壁等ダボ本数の適用除外	YES→	↓	↓			↓	↓
↓NO		↓	↓	←	←YES	1階S造のスパン≦6m NO→Ｄ.ルート2又はルート3へ	↓
↓		耐力壁線間隔≦10m かつ囲まれる面積≦60㎡		←	←	←NO	1階RC部分が特定建築物の要件を満たす
↓		耐力壁線間隔≦10m かつ囲まれる面積≦60㎡		NO→	Ｃ．許容応力度計算偏心率≦0.15		↓YES
↓			↓YES				↓
↓			高さ≦13m 軒高≦9m	NO→	Ｄ．ルート2又はルート3	←NO	高さ≦13m 軒高≦9m 延面積≦500㎡
↓			↓YES				↓YES
Ａ．だぼ本数チェックつり合いの確認その他断面算定表等			Ｂ．許容応力度計算				Ｅ．ルート2相当の計算